2021年度「社会学概説b」
象徴と相互行為
重要なお知らせ
- 7月19日
7月20日は期末試験です.moodleで受験してください.制限時間21分です.アクセス可能な時間帯は,13時00分から13時25分の25分間です.13時に直ちに開始できるようにしておいてください.13時25分になったら,制限時間内であっても遮断されますので,注意してください.問題は19問あります.一問にかけられる時間は1分強ですので,時間配分に気を付けてください.(問題の順序は解答者ごとに異なります.やさしい問題をやり残さないよう気をつけてください.)
- 7月5日
本年度は,週数が少ないため,第9週の内容は飛ばします.「ホットロッダー」の解説資料は,moodleにアップします.別課題との関連で,7月6日午前0時以降にアクセス可能となるように設定しています.
- 6月16日
昨日の授業でお伝えしたとおり,分析課題は,10分英語のテキストを用いた読書課題に変更します.もともと読む予定だったテキストを短く編集したものを使いますので,ご了承ください.こちらは,7月19日月曜日までに,moodleを通して,提出してください.
- 6月14日
第2回読書課題は,6月28日締め切りです.moodleから提出してください.
- 6月14日
すでにお知らせしたとおり,6/15火曜日は,基本的にオンラインで行ないますが,教室でつなぎます.詳細は,moodleのアナウンスメントをご確認ください.6/22火曜日については,また別途ご連絡します.
- 5月24日
先回の授業のときお知らせしたとおり,明日5/25も,(東京の緊急事態宣言が解除されていないため)先週と同様のオンライン授業を行ないます.お間違いのないよう.
- 5月4日
オンライン授業への切り替えについて
新型コロナ感染症の状況がますます厳しくなるなか,来週(5/11)と再来週(5/18)の授業については,google meetを用いたオンライン授業に切り替えたいと思います.担当教員(西阪)は都内在住のため,通勤も控えたいと思っています.5/25以降については,状況が改善しているようであれば,ふただひ対面に戻したいと思います.
原則,自宅からアクセスしていただくのが望ましいと考えます.ただ,自宅のインターネットへの接続環境に問題がある方は,いつもの教室(103講義室)からアクセスすることは可能です.ただし,同じ部屋から多くの人が異なるマシンで同じオンライン会議システムにアクセスするとハウリングが起きる可能性があります.ですので,複数の人が103講義室からアクセスする場合は,(どなたかの)一つのマシンをプロジェクタに接続して(HDMI端子が必要),そこに向かって話すようにしてください.(接続方法は,教卓のマニュアルを見ればわかると思います.もしわからなければ,オンラインでgoogle meetに接続したあと,私のほうからインストラクトするようにします.)
以上,よろしくお願いいたします.
- 4月26日
第一回読書課題は,5月17日月曜締め切りです.遅滞のないよう,提出してください.課題はこの授業ホーム(第2週)にあります.課題文献を読み,用意された質問リストの答えを,moodleを通して提出してください.5月18日以降は,大幅減点のうえ,別課題の提出になりますので,ご注意ください.
- 4月14日
- 初回のガイダンスで述べたとおり,技術的な問題でしばらくバタつく可能性があるため,当面10分英語は休止したいと思います.折を見て,また連絡します.
- オンライン参加の方より,パワポ画面が,google meet上の画面で動いていなかったとの連絡がありました.初回は,大きな問題はなかったかと思いますが,次回以降,そのようなことがあれば,授業中でもご遠慮なくご指摘ください.(注意事項については,このページの内容を今一度ご確認ください.)
- 4月7日
受講生は,初回から必ず参加するようにしてください.10分英語等は,2回目以降からになりますので,初回は「手ぶら」で参加していただいて大丈夫です.
- 4月7日
オンライン参加者用のURLは,4月10日以降にMoodle2021のコースページに掲示しますので,オンライン参加希望者はそちらから参加ください.その際,本人確認ができるよう,まずは,ビデオオンでご参加ください.この授業では,履修登録者は,対面,オンラインのいずれで参加いただいても結構です(オンライン参加のための格別の理由は不要です).ただし,発熱,感染者との濃厚接触の疑いのある方は,対面での参加はしないようにしてください.
- 3月26日
2月のお知らせどおり,現時点では,対面で行なう予定ですが,新型コロナ感染症の感染状況が決して芳しくありません.体調不安,感染者との濃厚接触の疑い,その他通学の不安などのある受講生は,オンライン参加ができるように,取り計らう予定です.受講生のみなさんは,「ビデオオンでの参加」が可能なように接続環境をできるだけ整えてください.(他の授業については,それぞれの担当教員の方針に従ってください.)
- 2月14日
授業ホームページを立ち上げました.現時点では,対面で行なう予定ですが,新型コロナ感染症の感染状況によって,オンラインに切り替えることもありえます.
担当 西阪 仰(研究室4階)
時間 火曜3限
教室 103講義室
E-mail: augnish(at)chiba-u.jp
オフィスアワー 火曜5限
社会学において「行為」と「相互行為」をめぐる思考がどのように展開してきたかを検討し,現実の行為を捉えるのはいかにして可能かを考えたい.最初に,前史として,デュルケームの社会学を紹介する.デュルケームの議論と切り結びながら,一方でゴッフマンの相互行為論が,他方でいわゆる「エスノメソドロジー」と呼ばれる社会学運動が,どのように成立してきたかを解説する.とくに,後者(エスノメソドロジー)が,社会学における行為の捉え方に対し,どのような異議を突き付けたか明らかにしたい.そのための補助線として,1980年代に出現した(当時の社会理論の1つの集大成でありうる)ハーバーマスの「コミュニケーション的行為の理論」も概観する.
社会学における「行為を捉えること」の苦闘の歴史を学ぶこと,そこから,行為をめぐる社会学的思考はどうあるべきか,その方向を見定めることが,この授業の目的である.とくに,相互行為に焦点を絞りながら,社会学的行為論が何を目指してきたかについて,考えを深めることを目指す.
読書課題(2回)・分析課題(1回)
※ 分析課題は,読書課題に変更します(6月16日のお知らせ参照).
- 資料・課題は,このページを通じて日配布する(下の授業内容を参照).
- なお,すべての課題は提出用のほかに,必ず自分用のコピーをとっておこと.(不慮の事故で課題が担当者の手元に届かない場合もあります.そのさいは,そのコピーを提出していただきます.後日成績調査等で,自分用コピーの提出を求めることがあります.コピーもしくはファイルの提出が不可能な場合,成績変更も不可能になりますので,十分注意してください.また,授業でそのコピーを適宜参照しながら,発言してもらいますので,自分用コピーも授業に持ってくるようにしてください.)
- 課題は,みなさんにテキストもしくはデータと真摯に切り結んでいただくためのものである.授業で「答え合わせ」をするが,必ずしも,普通の意味での「正解」があるわけではない.成績評価にあたっては,あくまでも「真摯度」を評価する.
- 読書課題・分析課題は,定期試験日以降は,整理の都合上,一切受け取らない(定期試験前日の7月19日までに必ず提出すること).1つでも未提出のものがあると単位を出すことができないので,十分注意すること.提出は,Moodleを通して行なう.
- 「答え合わせ」以降の提出は,大幅な減点になるので注意すること.授業後から1週間以内の遅延は20パーセント、2週間以内の遅延は25パーセント、3週間内の遅延は30パーセント・・・(以下同様に率が上がる)の減点となる(下の注を参照のこと).以下,授業内容における「答え合わせ」予定日(提出予定日)は,現時点の予定で,実際には,1,2週間のずれが生じうる.実際の提出日を授業時によく確認すること.
試験
- 日時 7月20日授業時
- 教室 103講義室(いつもと同じ)
- 出題範囲 学期中に授業で行なったことすべて.
- 出題形式 選択問題を中心に,訂正問題,穴埋め問題,簡単な記述問題を出題する予定.基本的な概念をよく理解しておくこと..
毎週10分英語[オンラインになった場合は注しします.]
- 毎週10分英語のテキストは,ここからダウンロードすること.
Jeffrey C. Alexanderという人が編集した Durkheiminan Sociology: Cultural Studies (Cambridge University Press, 1988) という本の編者(Alexander)による序文
テキスト
- 番号が振られている箇所を毎週(読書課題・分析課題のある日は除く)順に読む.
- 訳文を毎週,出席票がわりに回収する.
- 未提出のものがあるからといって,すぐ落第にはならないが,未提出分は減点になる(遅れてもできるだけ提出するようにしてください.ただし,定期試験日以降は,整理の都合上,一切受け取らないので注意してください).
第1週
テーマ 1
授業のオリエンテーション。
- 宗教の起源
- 「集合表象」:道徳感情・社会的連帯
- 宗教と社会
テキスト
- 『社会学的方法の規準』第一章・第二章一 岩波文庫(51-96)
- 『宗教生活の原初形態』岩波文庫
第2週
- 機械的連帯と有機的連帯: 形態論
- 機械的連帯から有機的連帯へ: 変動論
テキスト
第3週
- 正常と異常
- 近代の社会病理とその治療
テキスト
- 『社会学的方法の規準』第三章 岩波文庫
- 『自殺論』第二編第一章〜第五章 中公文庫 (160-344)
第4週
テーマ
「デュルケームを読む」
課題の「答え合わせ」
第5〜6週
- シンボルとは何か
- シンボルと構造
- 「贈与」と「親族の基本構造」
- 「狂気の歴史」
第7週
テーマ
ハーバーマス(1):普遍語用論
- コミュニケーション的行為の理論
- 討議倫理
- 道具的理性とコミュニケーション的理性
テキスト
- 『コミュニケイション的行為の理論』上 第一章第一節「『合理性』」(30-47) 未来社
第8週
- 生活世界とシステム
- 生活世界の植民地化
テキスト
- 『コミュニケイション的行為の理論』下 第六章第一節第一項 (18-28)、下 第六章第二節第五項・第六項 (100-129) 未来社
第9週
- 概念と社会的現実
- 概念修正主義の誤謬
- 「自殺」という概念
- 自殺の社会的意味
テキスト
資料
- 自殺の記事
- 遺書(「いじめによる自殺」)
第10週
テーマ
サックスを読む
課題の「答え合わせ」
第11週
- 屋根を支えているものは何か,または,社会の中にごみはない.
- シュッツとガーフィンケル
- エスノメソドロジーとは何か
テキスト
- ガーフィンケル「日常活動の基盤」サーサス他『日常性の解剖学』マルジュ社
- ガーフィンケル「エスノメソドロジーの名の由来」『エスノメソドロジー』せりか書房
- 西阪仰『相互行為分析という視点』2章 金子書房
第12週
- ゴッフマンと会話分析: 無視された状況と参加の枠組み
- 最も小さい連鎖タイプ
- 連鎖の拡張
- 「証明手続き」
テキスト
※ 分析課題は,読書課題に変更します(6月16日のお知らせ参照).
- 資料と課題の配付(J. Alexander, Durkheimian Sociologyの序文より)
- 指定日にmoodleより提出
第13週
テーマ
分析課題1の答え合わせ
期末試験試験
[詳細は後日]
- 出席の確認はしないが、出席は決定的に重要である。(もちろん,出席さえすればなんとかなるということもありえない。)
- 成績評価:定期試験50%+小レポート50%
- 定期試験と3回の課題のいずれか一つでも未受験未提出のものがあると成績を出すことができないので注意すること。
- 3回の課題は期日に遅れた場合、必ず減点をするので注意すること(とくに一週間以上遅れた場合、かなりの減点になることも要注意。なおレポートは、7月19日以降は一切受け取れない)。
- オフィスアワーでは、授業・勉強に関するどんな質問でも受け付けるが、質問は、あらかじめ具体的に整理しておくこと。(授業・勉強と無関係な質問はお断りします。)上記時間に都合のつかない場合は、emailで面会の約束をすること。
- 重要なお知らせは,そのつど文学部の学務の掲示板(文学部棟1階)に掲示するので,必ず見るようにすること.