エスノメソドロジー研究者として有名なエリック・リビングストン(Eric Livingston)が,このたび来日し,講演することになりました.リビングストン博士は,日常における特別の能力・知識や,様々な「生きられた作業」(lived-work)の組織について,非常にユニークな研究をされています.社会の隠れた構造ではなく,人びとが直接に経験する「じかに認められる」秩序の解明を目指す,博士の研究は,チェッカーの指し手,初等数学における証明などを手がかりに,きわめて明快に展開されています.この機会にぜひ多くの方に,エスノメソドロジー研究の真髄に触れていただければと,願うしだいです.講演の日程は,以下のとおりです.(西阪 仰 記)
講演 1 "Sociologies of the Witnessable Social Order"
会場
明治学院大学 白金キャンパス 3101室
■ 2009年10月13日(火曜日)14時00分〜16時00分
講演 2 "Organizational Thematics: The This and How of the Missing Interactional What"
会場
明治学院大学 白金キャンパス アートホール(アートホールはパレットゾーンの二階になります.)
■ 2009年10月12日(月曜日) 9時30分〜11時30分
エリック・リビングストン博士の主要著書
- The Ethnomethodological Foundations of Mathematics (Routledge, 1986).
- Making Sense of Ethnomethodology (Routledge, 1987).
- An Anthropology of Reading (Indiana University Press, 1995).
- Ethnographies of Reason (Ashgate, 2008).
And many articles.
お問い合わせは,西阪 仰(augnish(a)soc.meijigakuin.ac.jp)までお願いいたします.
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