一般財団法人エスノメソドロジー・会話分析振興財団   

エスノメソドロジー・会話分析振興財団
助成金募集案内

エスノメソドロジー・会話分析振興財団では,以下の要領で,エスノメソドロジー・会話分析を学ぶ大学院生および学部の学生に対して,給付型の助成金を支給します.

この助成金は,これからエスノメソドロジー・会話分析の研究者になろうとする若い人たちを,わずかながら金銭的に支援することを目的としています.そのため,応募資格に年齢を入れています.ただし,事情がある場合(進学を遅らせなければならない事情があったなど)考慮しますので,事前にお問い合わせください.

助成期間は,大学院博士後期課程3年生もしくは一貫制博士課程5年生までになります.申請ができるのは,学部3年生から大学院博士後期課程2年生(もしくは一貫制博士課程4年生)までの方々です.申請にあたり,該当する募集要項,応募期間,および申請書をご確認のうえ,ご応募ください.(以前公開していたものと,応募条件など変わっている部分がありますので,ご注意ください.



■エスノメソドロジー・会話分析の研究を行なっている学部学生への研究助成

  1. 応募資格
    エスノメソドロジー・会話分析研究(EMCA)に携わる,申請時25歳以下の正規学生で,次の両方の条件を満たす者
    • 申請する年度に,あるいは申請する年度の次の年度にEMCAを用いた卒業論文を提出する予定の者
    • 大学院においてEMCA研究を行なうことを希望する者

    注: 申請する年度の次の年度に卒業論文を提出する予定の場合,2年間での申請になります(申請書Cで申請してください).申請する年度に卒業論文を提出する場合,学部では1年間での申請になりますが,大学院前期課程の助成と同時申請となり,合計3年分の申請になります(申請書Bのみ提出してください).

  2. 助成期間および助成額
    • 2年間(2024年11月1日から2026年3月31日)20万円
    • 1年間(2024年11月1日から2025年3月31日)15万円 ※
      ※ 大学院に入学した後,そのまま修士課程,博士前期課程もしくは一貫制博士課程2年間(2025年4月1日から2027年3月31日)助成(40万円)の対象となります.

  3. 採択件数
    4~5件ほど

  4. 応募書類
    • 在学証明書(1の条件を満たしていることがわかるもの)
    • 所定の書式の申請書
    • 指導教員による推薦書 ※

      ※ 推薦者は,応募者がとくにEMCA研究を遂行するにあたっての能力を適切に評価してください.またEMCAの卒業論文の指導方針も簡単にお示しください.書式の指定はありません.推薦者により,直接,
      emcafoundation(α)gmail.com [(α)を@に直してください]
      にお送りください.


  5. 選考の手順
    申請書による書類審査に加え,必要に応じてオンラインでの面接を行なう.

  6. 採択の条件
    申請書の内容が,以下の条件をすべて満たしていること
    • EMCA研究が目指されていること
    • 申請書の内容が十分明確であること
    • 大学院に進学し,EMCA研究を続けることへの関心が明確であること
    • 文献を十分読んでいることがわかること

  7. 採択後の義務
    • 9月~10月の土曜日の10~12時に行われる当財団主催「EMCA導入セミナー」に4回参加できること ※
      ※ 最低限の日程調整は行なう予定です.助成金は,このセミナーへのあとに指定の銀行口座に振り込みます.
    • 助成最終年度3月末日までに所定の書式による研究成果の報告の提出(完成した卒業論文によってかえることができる)

  8. 応募書類の送付先と応募締切2024年度の募集は終了しました.次回は,2025年6月ごろ募集開始予定です.
    2024年7月20日までに,申請書類を,以下のメールアドレスに送付すること.
    emcafoundation(α)gmail.com[(α)を@に直してください]

  9. 採択不採択の通知と助成開始
    • 選考結果は,8月中に通知する.
    • 採択者には,2024年10月,導入セミナーへの参加を確認後,指定の銀行口座に振り込む.

○申請書



■エスノメソドロジー・会話分析の研究を行なう大学院生への研究助成 I(助成期間: 修士課程もしくは博士前期課程または一貫制博士課程2年まで)

現在(申請時),大学院進学予定者の方,修士課程もしくは博士前期課程入学後1年以内の方,または⼀貫制博士課程入学後1年以内の方が対象となります.

※ 修士課程もしくは博士前期課程入学後2年目以降の方は「後期課程進学予定者」用の要領をご覧ください.
  1. 応募資格
    エスノメソドロジー・会話分析研究(EMCA)に携わる,申請時28歳以下の正規学生として大学院で積極的に研究活動に従事している者,もしくは大学院に進学予定の者で,1もしくは2のいずれかに当てはまり,かつ3の条件を満たす者
    1. 申請する年度において,修士課程もしくは博士前期課程に進学予定の者,もしくは入学後1年以内の者.かつ,博士後期課程への進学を希望している者(修士論文を執筆する場合,EMCAを用いた修士論文であること)※1
    2. 申請する年度において,一貫制博士課程に進学予定の者,もしくは入学後1年以内の者※1

      ※1 進学予定の場合は,2年間で申請してください(申請書Bで申請してください).修士課程もしくは前期博士課程入学後1年以内の場合は,1年間での申請となりますが,博士後期課程の助成と同時申請となり,合計3年の申請になります(申請書Aのみを提出してください).一貫制博士課程入学後一年以内の場合も,同じ扱いになります(申請書Aのみを提出してください.合計3年分の申請になります).

    3. 領収書等,使途に関する証憑書類の提出が義務付けられない他の給付型の研究助成金(※2)を受給していない(あるいは受給する予定のない)者

      ※2 研究課題に対して受給されているものではない,一般の奨学金等は,これには含まれません.また,同じ研究テーマで,領収書等,使途に関する証憑書類の提出が義務付けらている研究助成金を受けている場合,こちらへの応募資格はありますが,採択順位の決定にさいし考慮される場合があることもご承知おきください.判断に迷う場合,下のメールアドレスまでお問い合わせください.

  2. 助成期間および助成額
    • 2年間(2025年4月1日から2027年3月31日)40万円
    • 1年間(2025年4月1日から2026年3月31日)20万円 ※
      ※ 修士課程もしくは博士前期課程1年以内の方は,博士後期課程に入学後,そのまま博士後期課程2年間(2026年4月1日から2028年3月31日)助成(50万円)の対象となります.一貫制博士課程1年以内の方も,同じ扱いになります.

  3. 採択件数
    若干数

  4. 応募書類
    • 在学証明書のpdf(1の条件を満たしていることがわかるもの).ただし,入学予定の採択者は,入学後に提出すること(在学を確認したのち,助成金を指定口座に振り込みます).
    • 所定の書式の申請書

  5. 選考の手順
    申請書による書類審査に加え,必要に応じてオンラインでの面接を行なう.

  6. 採択の条件
    申請書の内容が,以下の条件をすべて満たしていること
    • EMCA研究であること
    • 研究テーマが十分明確であること
    • EMCAおよび研究テーマに関する先行研究を十分に踏まえ,そのなかで,研究テーマの意義が十分明確であること
    • これまで本財団の助成を受けたことのある者の場合,前回までの助成の成果が十分であること

  7. 採択後の義務
    • 助成最終年度3月末日までに所定の書式による研究成果の報告を提出(提出した修論によってかえることができる)
    • 申請書の内容によって,3月に行われる当財団主催「EMCA導入セミナー」(全3~4回)に参加できることを前提条件とする場合がある.

  8. 応募書類の送付先と応募締切
    2025年1月20日までに,申請書類を,以下のメールアドレスに送付すること.
    emcafoundation(α)gmail.com[(α)を@に直してください]

  9. 採択不採択の通知と助成開始
    • 選考結果は,3月初旬までに通知する.
    • 採択者には,毎年4月初旬に,在籍を確認後,指定の銀行口座に振り込む.

○申請書



■エスノメソドロジー・会話分析の研究を行なう大学院生への研究助成 II(助成期間: 博士後期課程3年まで,または一貫制博士課程3年から5年まで)

現在(申請時),博士後期課程進学予定の方,および博士後期課程1〜2年目の方または⼀貫制博士課程2〜4年目の方が対象となります.

  1. 応募資格
    エスノメソドロジー・会話分析研究(EMCA)に携わる,申請時31歳以下の正規学生で,大学院において積極的に研究活動に従事する者で,次の1と2のいずれかに当てはまり,かつ3の条件を満たす者
    1. 申請する年度において,博士後期課程に進学予定もしくは博士後期課程入学後2年以内の者(EMCAを用い博士論文を執筆予定であること)※1
    2. 申請する年度において,一貫制博士課程に入学後2年以上4年以内の者※1

      ※1 博士後期課程に進学予定および博士後期課程1年以内,または一貫制博士課程入学後2~3年目の場合は,2年計画で申請してください.博士後期課程2年生,一貫制博士課程4年生は,1年間での申請になります.(いずれも申請書Aを用いてください.)

    3. 領収書等,使途に関する証憑書類の提出が義務付けられない他の給付型の研究助成金(※2)を受給していない(あるいは受給する予定のない)者

      ※2 研究課題に対して受給されているものではない,一般の奨学金等は,これには含まれません.また,同じ研究テーマで,領収書等,使途に関する証憑書類の提出が義務付けらている研究助成金を受けている場合,こちらへの応募資格はありますが,採択順位の決定にさいし考慮される場合があることもご承知おきください.判断に迷う場合,下のメールアドレスまでお問い合わせください.

  2. 助成期間および助成額
    • 2年間(2025年4月1日から2027年3月31日)50万円
    • 1年間(2026年4月1日から2026年3月31日)25万円

  3. 採択件数
    若干数

  4. 応募書類
    • 在学証明書のpdf(1の条件を満たしていることがわかるもの).ただし,入学予定の採択者は,入学後に提出すること(在学を確認したのち,助成金を指定口座に振り込みます).
    • 所定の書式の申請書

  5. 選考の手順
    申請書による書類審査に加え,必要に応じてオンラインでの面接を行なう.

  6. 採択の条件
    申請書の内容が,以下の条件をすべて満たしていること
    • EMCA研究であること
    • 研究目的・計画が十分明確であること
    • EMCAおよび研究テーマに関する先行研究を十分に踏まえた研究目的・計画であること.そのなかで,研究目的の意義が十分明確であること
    • 研究目的を達成するための基礎知識が十分あると認められること
    • 研究計画が具体的で十分実行可能であること
    • これまで本財団の助成を受けたことのある者の場合,前回までの助成の成果が十分であること

  7. 採択後の義務
    • 助成最終年度3月末日までに所定の書式による研究成果の報告(提出した博士論文によって代えることができる)を提出

  8. 応募書類の送付先と応募締切
    2025年1月20日までに,申請書類を,以下のメールアドレスに送付すること.

    emcafoundation(α)gmail.com[(α)を@に直してください]

  9. 採択不採択の通知と助成開始
    • 選考結果は,3月初旬までに通知する.
    • 採択者には,毎年4月初旬に,在籍を確認後,指定の銀行口座に振り込む.

○申請書



■問い合わせ

emcafoundation(α)gmail.com[(α)を@に直してください]



(c)一般財団法人 エスノメソドロジー・会話分析振興財団