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(c) Jeff Coulter with Harold Garfinkel, Mike Lynch and Ann Rawls
ジェフ・クルター(Jeff Coulter)教授来日講演のお知らせ
この連続講演はすでに終了しています.
お知らせ
- 2008年3月24日
火曜日の朝のプログラムを少し変更しました.月曜日のセッションを踏まえてのディスカッションを行ないます.月曜日にご参加されなかった方も,議論に加わっていただけるよう工夫したいと思っております.
- 2008年3月15日
会場を確定しました.1457(50人収容)の教室で開催予定です.
2008年3月,ボストン大学のジェフ・クルター(Jeff Coulter)教授が,明治学院大学社会学部付属研究所のプロジェクトの招聘で再度来日し,セミナーを行ないます.あわせて,西阪が代表を務める科学研究費のプロジェクトのための連続講演も行なわれます.最近公刊されたウェス・シャロック(Wes Sharrock)教授との共著 Brain, Mind and Human Behavior in Contemporary Cognitive Science からさらに展開したお話をお聞かせいただけるとのことです.ぜひとも多くのみなさんにご議論に参加していただければと思うしだいです.また,事前にこの本にもお目とおしいただけると,議論も深まるかと思います.何らかの形で通訳を用意する予定です.(2008年2月3日 西阪 仰 記)
日 程
■ 2008年3月24日(月曜日)10時30分〜12時30分
■ 2008年3月24日(月曜日)14時30分〜16時30分
セミナー 1 "The Concept of 'Science' in the Social Sciences 1"
会場
明治学院大学 白金キャンパス 本館4階(北ウィング)1457室
■ 2008年3月25日(火曜日)10時30分〜12時30分
セミナー 2
Syntaxと'Science'に関するディスカッション
クルター教授が,とくにsyntaxをめぐる問題について,ハーヴィ・サックスを参照しながら,最初,補足を行ない,
そのあと,24日に出てきた,いくつかのトピックについて,質疑応答をとおして理解を深めていきたいと思っています.
会場
明治学院大学 白金キャンパス 本館4階(北ウィング)1457室
■ 2008年3月26日(水曜日)10時30分〜12時30分
セミナー 3 "Rule-Following, Rule-Governance and Rule-Accord: Reflections on Rules After Rawls"
会場
明治学院大学 白金キャンパス 本館4(北ウィング)1457室
■ 2008年3月26日(水曜日)14時30分〜16時30分
■ 2008年3月27日(木曜日)14時30分〜16時30分
講演 3 "Twenty-five Theses Against Cognitivism"
会場
明治学院大学 白金キャンパス 本館4(北ウィング)1457室
■ 2008年3月28日(金曜日)10時30分〜13時30分
参 加 申 込
会場の都合上,参加をご希望される方,2008年2月20日までに下記のアドレスまで都立大学大学院生の小宮友根さん宛てにご連絡いただけますと幸いです.
連絡先: tmnkmy(α)second-order.org
(上のアドレス中の(α)は,スパム対策のための,アットマークのかわりです.メールを送信されるときは,アットマークに置き換えてください.)
またそのさい,参加希望のスロット(「セミナー 1」「講演 2」など)を明示ください.2月20日以降も,申込を随時お受けいたしますが,申込が適正人数を超えた場合,締切りとさせていただくことがございますこと,お含みおきください.
今回のクルター教授の講演・セミナーについての一般的なご質問は,西阪までお願いいたします.
資 料 代
一回につき資料代として1000円ぐらいをいただく予定でおります.ただし,すべての会に参加いただいても,大きな負担にならないよう,工夫させていただきます(例えば,全日程参加の場合は,5000円というように).
ジェフ・クルター(Jeff Coulter)教授について
クルター教授は,1975年にイギリスのマンチェスター大学から社会学の博士号を取得しました.すでにその前年1974年にはアメリカにわたり,ボストン大学の社会学部の教員となっています.1989年以来同学部の教授をつとめています.
クルター氏の関心は,「心」にかんする考え方を,社会学的な,とくにエスノメソドロジー的な観点から,再構成することにあります.若いときにはイギリスとスーダンで長期にわたり精神医療にかんするフィールドワークに従事しており,そのとき集めたデータの一部が,かれの「経験的」研究でしばしば用いられています.同時に,クルター氏の仕事は、ギルバート・ライルや後期のヴィトゲンシュタインに強い影響を受けています.一方でライルやヴィトゲンシュタイン流の概念分析(あるいは概念の「論理文法分析」)と,他方でエスノメソドロジーの研究方針とは,概念がそのつどの具体的状況においてどう使用されるかを分析していくという点において,かれのなかでは,自然と重なり合っているようです.
クルター教授のホームページ
ジェフ・クルター教授の主要著書
- Approaches to Insanity (John Wiley, 1973).
- The Social Construction of Mind: Studies in Ethnomethodology and Linguistic Philosophy (Macmillan, 1979).(西阪仰訳『社会的行為の構成』新曜社, 1998[原書の3章と6章は削除])
- Rethinking Cognitive Theory (Macmillan, 1983).
- Mind in Action (Polity, 1989).
- Computers, Minds and Conduct (Polity, 1995, with G. Button, J. Lee, and W. Sharrock).
- Brain, Mind and Human Behavior in Contemporary Cognitive Science (Edwin Mellen, 2007, with W. Sharrock).
- And many articles
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